マッターホルン
Matterhorn



やっと、笑顔のマッターホルンに会えた


夜の7時頃、雲がスーッと消えてきた。ちょうど夕食の時だった。ほらね、マッターホルンが姿を現した。









少し夕日がかかって、赤味を帯びてきた。きれい!



雲も、ほんのり赤い



TVでマッターホルンの登頂を見た。頂上からの景色は素晴らしいの一語。この尾根を登るなんて、信じられない。

   

1時間後にはこの通り。日は落ちれど、雲ひとつなし・・・

   

おやすみなさい。あしたはいい天気、間違いないわ。

7月31日(土)

朝起きたら薄明るくなっていた。先の橋の上には、人だかり・・・。もう、そろそろなんだ。モルゲンロート(朝焼け)は、マッターホルンの頂上に、朝日のスポットライトが当たるところから始まる。ベッドから見ていたのに、ふっとウトウトして目が覚めると、大変、朝焼けが始まってる・・・。夫を起こし、あわててベランダに出た。冷えるのでミノムシみたいに羽毛布団にくるまって、ベランダの椅子から眺める。朝日はあっという間に山のてっぺんから下へと下りてきて、山全体をオレンジ色に染め上げた。斜め上の白い月とは対照的だ。空は薄いグレーから青に変わり、そこには薄っすらと雪化粧した白いマッターホルンがくっきりと浮かび上がった。とてもドラマチックだったわ。下の写真は3回目で、やっと見ることができたモルゲンロート。

夢にまで見たモルゲンロート

   

   

   

マッターホルンの頭が仰ぎ見る先には白い月

   

   

   

   

   

あっという間の朝焼けショーだった。身じろぎもせず、見とれてしまった。今日は、最高の天気になりそう!



最後に、神様は一片の雲もないマッターホルンをプレゼントしてくれた。


マッターホルン・グレイシャーパラダイス(クライン・マッタホルン)〜フーリ〜ツエルマット


今日は予定通りクラインマッターホルンに行く。ゴンドラやロープウェイは半額でも安くはないから、同じ行くなら天気のいい日でなくちゃもったいない。今日はピーカン!本当にラッキーだ。8時半過ぎにホテルの前からロープウェイ乗り場行きのバスに乗れることを、昨日調べておいた。グレイシャーパラダイスに行く人は無料だ。同じホテルに泊まっていた日本人女性2人にも教えてあげた。彼女たちは4日間ここに滞在し、今日の午後にはジュネーブに行くそうだ。







この少年は山羊を連れて山に行くのかな?



ヴィンケルルマッテンにて 山羊の行列


フーリまでゴンドラ、そこから大きなロープウェイに2回乗り換えて一気にヨーロッパ一標高の高い展望台へ。スキーの板やスノボを抱えた人も結構いた。ピッケルとロープを持った人も。私がゼスチャーで岩登りをするの?と聞いてみたら、うなずいて、下りるゼスチャーをしてみせた。そうなのか、ここからだと下りることになるのね。どうぞ気をつけて・・・。
4000m級の山々。その素晴らしい景色に心奪われ、思わずため息をつく。すごすぎる・・・もうちょっと気の利いた言葉が言えるといいのに、思いつかない。




オーバーガーベルホルン4063m ヴェレンクッペ3903m ツィナールロートホルン4221m



北西方向  ツィナールロートホルン4221m、ヴァイスホルン4505m

   

どこを見ても4000m級の山ばかり。いながらにして、四方に名峰を拝むことができる。



ブライトホルン



モンテローザ   リスカム



ツェルマットの町  谷の向こうにはユングフラやメンヒ

   

ダンブランシュ                      北 ユングフラウ方面



左 ドム   リンプフィッシュホルン

    

フーリから乗り換えて、トロッケナーシュテーク、クラインマッターホルンまで120人乗りロープウェイで行く



トロッケナーシュテーク展望台 正面の突起がクラインマッターホルン

   

ロープウェイは、とんがり山のクラインマッターホルン(左)にくり抜いて作られたグレイシャーパラダイス駅まで行く

   

トンネルの途中に展望台に上がるエレベーターがあり、そこからさらに急な階段を上る。展望台の標高は3883m 。ゆっくり
歩かないと苦しくなるから気をつけて、と言われていた。富士山より高い場所に一気に上ってきたのだから注意しないとね。



    

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